取材日記2022

ふくしま駅伝 町民に元気と勇気を届けた

 11月20日、第34回市町村対抗福島県縦断駅伝競走大会(白河~福島 16区間  全長:95.0km)、通称ふくしま駅伝が開催されました。大会には、合同チーム希望ふくしまを含む52市町村が出場しました。南会津町は総合29位 町の部12位と昨年より順位を上げ健闘しました。郡山市チームが優勝、5時間を切る記録でした。南会津町チームは4時間44分09秒でした。昨年よりおよそ6分半タイムを縮めました。

 選手らは毎日自主練を行い週に2回程度びわの影競技場で合同で練習してきました。11月5日、南会津町チームの結団式が行われ、各選手が抱負を述べました。選手はもちろん、補欠の選手からも「選手のサポートを頑張る、いつでも走れるように整える」と頼もしい言葉を聞くことが出来ました。

 11月20日、南会津町では担当となる教育委員会で応援団を結成し応援に出かけました。甲子道路を通り白河市へ。今年も選手関係者以外は競技場へ入ることが出来ず、市町村の応援団は会場近くでスタートを待ちました。スタート後、応援団は先回りしながら応援に向かいました。

 今年も若い選手が活躍しました。チーム当日体調の関係で2人の選手の交代がありましたが、補欠だった選手も役割を果たしました。

 阿部博史主将は「ふくしま駅伝は南会津町の看板を背負って走る特別な大会で良い体験。終わった後のみんなの笑顔が素晴らしかった。」と振り返りました。廣野友一郎監督は「急な選手の交代もあったがみんなで協力して走りぬくことが出来た」と、振り返りました。

 町長としては初めて応援に出かけた渡部正義町長は「町民に元気と勇気を届けてくれた。選手と共にサポートにまわったメンバーもありがとうございます。今回の経験は人生の宝物になる。今後も頑張ってください」と最後に挨拶しました。

田島高等学校最後の文化祭「鴫山祭」

令和4年10月15日から17日まで、田島高等学校文化祭第20回「鴫山祭」が開催されました。今回のテーマは「輝」 share moments share life。『ずっと輝いほしい。一瞬をシェアしよう』という思いが込められています。企画から、生徒や職員、保護者の皆さんの協力し合う姿を見ることが出来ました。1日目は生徒のみで行われ各クラスの発表。ミュージカルやダンスなどを発表しました。吹奏楽部と先生方職員が出演するステージでは、6組もの先生らがステージに立ちました。2日目は一般公開されました。各クラスでは、子供から大人まで年齢に関係なく楽しめるゲームやおばけ屋敷などの展示が企画されました。

 田島高高等学校は令和5年度から南会津高等学校と統合することが決まっています。田島高校としては最後の文化祭です。鴫山祭実行委員長の仲田晃さんは「最後だけど3年に1回だから初めてです。みんなの協力で実施できた」と感想を述べました。生徒会長の大竹さんは「成功した。みんな忙しい中よくやったな~。テーマを考案しました。」と振り返りました。

 髙橋喜智校長先生は「統合後の高校は、これまでの田島高校と南会津高校の伝統を引き継ぎながら幅を広げていく学校にしたい。寄宿舎も建設中。遠方の方も通えるようになる。総合学科となり全県から募集できる」とインタビューに答えてくださいました。保護者は昼食の提供などで協力しました。PTA会長の塩生さんも「私たち、生徒たちもいつも苦難を超えて今日の日がある」とステージに立ち歌いました。販売コーナーでは、田島高校生が考案した「甘酒ヨーグルトと南郷トマトのカップスウィーツ」が販売されました。昨年度の2年生17人は、田島高校が取り組んでいる「南会津学」で、高校と福島大学食農学類が参加したプログラムを通し発酵や流通について学んできました。この中で福島県が行う「ふくしま発酵ツーリズム推進事業」に参画。発酵食品の開発を通し、スウィーツを考案しました。昨年開発したスウィーツが鴫山祭で、ようやく一般の方にお披露目できました。

 

4年ぶりの南会津新そばまつり

10月9日10日、4年ぶりに南会津新そば祭りが開催されました。2019年は台風で中止となり、2020年と2021年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっていました。

 会場となった御蔵入交流館駐車場は予想を上回る人でぎわい、そば店の前には長い行列ができていました。そば店は地元南会津町から2店舗、下郷町とあぶくま地方からそれぞれ1店舗ずつ。合わせて4店が出店しました。2018年には8店舗のそば団体が出店しました。今年は半分の出店でした。

 そばは、ゆでてもゆでても、注文が入ります。そばうちも調理室などで休みなく行われていました。そばは2日間でおよそ12000食販売したそうです。福島から来たという男性は「友人家族ときた。8人分頼む。1時間以上並んが。久しぶりなので、頑張って並んだ」と話していました。

 会場には蕎麦以外のお店も並びました。しんごろうや揚げ物、地酒など、販売が間に合わ無くなるほど賑わっていました。台東区や旧伊南村と姉妹都市の埼玉県伊奈町からの出店もありました。

南会津町の酒蔵の地酒を味わう! 動画

 南会津町には4つの酒蔵があります。地酒で乾杯条例を制定し地酒を盛り上げています。

そして10月1日は日本酒の日。南会津町では南会津の秋を味わう会を開催。福島県日本酒アドバイザーの鈴木賢二氏日本酒のセミナーのあと、4銘柄の純米吟醸酒、日本酒を試飲。およそ100人が参加。このうち、町外からおよそ半分の方が訪れてくださいました!参加者は8種類の地酒を呑み比べました。たじまCATVの歴代キャスターさんも来町。久しぶりに、同時に4種類の地酒を味わっていました。

 

 隣の那須塩原市では牛乳の乾杯条例があるそうです。この日はウェルカムドリンクが牛乳という驚き。イチゴ牛乳と日本酒のカクテルは呑みやすくぐいぐい飲む人もいました。 

 

南会津高等学校第21回南校祭

9月9日、10日、開催されました。テーマは「青瞬~僕らの心はノーディスタンス~」。来年度から田島高校と統合する予定の南会津高校は、今回が最後の文化祭です。1日目は生徒のみで行われ、クラスごとの仮装やダンスなどのパフォーマンスの発表が行われました。郷土芸能保存会は南郷山口地区の早乙女踊りを披露しました。各クラスのパフォーマンスのあと、地域の高齢者施設や保育所を訪問し交流しました。 

2日目は一般公開され、クラスごとの企画のほか、創立当時からの写真やアルバムなどが展示されました。写真やアルバムの前には多くの人が立ち止まり、現在までをなつかしく振り返っていました。各学年はゲームやおばけ屋敷などの企画で盛り上がりました。

 実行委員長の吉崎さんは「豊年まつりとの合同開催が出来ず残念でしたが、みんなが頑張って準備を重ね文化祭が出来てとてもうれしい」と話していました。実行委員の星さんは「地域の支えがないと成り立たない高校です。地域の皆さんへお礼を言いたい」と振り返りました。

 中村康伸校長先生は「1週間遅らせたが実施できてよかった。生徒らが企画を考え、教員も74年の歴史を振り返る写真展示などで互いに協力し頑張っていた。来年は統合となる。南会津の子供さんたちが入学したいとなるような学校をつくりたい。両校で検討し進めています」とインタビューに答えてくださいました。

 玄関には、福島県教育委員会が9月8日に発表した、統合後の南会津高校の新しい制服が展示されていました。女子生徒のスラックスもありました。

日本アルメニア文化交流コンサート~南会津町で開催 動画

 9月18日、御蔵入交流館で日本アルメニア文化交流コンサート2022が開催されました。今年は日本とアルメニア共和国が国交樹立30周年を迎える記念の年。実行委員会では東京2020オリンピック・パラリンピックでアルメニア共和国のホストタウンとなった南会津町で文化交流イベントを決定し、コンサートが開催されました。

 コンサートでは国内外で活躍する演奏家がアルメニアの有名な曲を演奏し、南会津町の合唱団と共演。出演したのは、「森の合唱団」と「スウィートハーモニーたじま」の有志。アルメニアの伝統の曲「エレバン・エレブミ」をアルメニア語で歌いました。合唱団の皆さんは事前にアルメニア語の練習を行いました。歌詞にこめられたアルメニア人の思いを表現したいという思いでアルメニアの文化や歴史についても学んだそうです。

 会場内ではアルメニアのブランデー、ワイン、ジャムなどの販売が行われ、訪れた皆さんは試飲を楽しみながら、アルメニアの雰囲気を感じつつ、ショッピングを楽しみました。廊下にはアルメニアの代表的な風景や教会・修道院などの写真が展示され、異文化を感じることができました。

 

 

立教大学応援団3年ぶりに南会津町で合宿 動画

 8月23日から10日間の日程で、立教大学応援団が南会津町で夏季合宿を行いました。応援団は、リーダー部、チアリーディング部、吹奏楽部の三つの部から構成されています。団員はだいくらスキー場ホテルを拠点に、町内の体育館等で、厳しい練習に励みました。

 立教大学応援団は、コロナ禍により、活動が制限されていたため3年ぶりの夏季合宿です。前回の夏季合宿も南会津町で行い3年ぶり。

 チアリーディング部は、町内の旧檜沢中学校体育館で練習を行いました。体育館からはきびきびとした声が響きわりました。一つ一つの振り付けを確認しながらの練習から始まりました。下級生は先輩から一つ一つ細かく指導を受けながら、振り付けを完成させていきます。

 リーダー部はコロナ禍の影響もあり、二年生部員が不在となっていますが、今年度は5人の女性部員が入部してきました。リーダー部初の女性部員です。南会津町での合宿には3人が参加しました。先輩たちの厳しくも丁寧な指導の下、基本的な動きを体に叩き込んでいきました。特に1年生は、この合宿で強い精神力を鍛えます。この合宿を乗り越えると、部員として認められます。「強くなって東京へ帰りたい、死ぬ気で頑張る」と声が枯れるまでかけ声をかけ全力で練習を乗り切っていました。

 第91代の松本団長は「1年生の時南会津で合宿に参加し3年ぶりに訪れました。宿泊での合宿も3年ぶり。応援団としての心構え、練習方法などこの先もずっと残していきたい」と感想と目標を話してくれました。

 合宿8日目には町のホール御蔵入交流館で成果を発表しました。会場にはおよそ180人が訪れました。

 


令和3年度成人式 令和4年度二十歳の集い

南会津町では昨年から延期していた令和3年度成人式を実施しました。成人式は新型コロナウイルス感染症の影響で昨年8月から1月に延期していましたが、1月にも行うことができず、1年延期し、行われました。

令和3年度の成人式の対象者は147人。このうち、86人が出席しました。

感染症防止の対策は徹底し実施されました。出席者は、事前に抗原検査を行い結果を提出します。

陰性の証明をスマートフォンの写真で確認。

1年遅れの成人式。仕事場から画面越しに参加した男性もいました。田島中学校、荒海中学校、檜沢中学校、舘岩中学校、南会津中学校の恩師がそれぞれお祝いの言葉を送りました

 

8月15日は、令和4年度二十歳の集いが行われました。

今年は民法改正により成人年齢が18歳に引き下げられたことから、名称は成人式から「二十歳のつどい」と変更になりました。

対象者は154人。このうち、118人が出席しました。

 

 

南会津でアロマスタディツアー

93%が森林が占める南会津町で、林業にかかわる人達は、昔から山から木を伐りだしを建築の材料としながら、木のおもちゃづくりなど、木の活用を試みてきました。

数年前からは木から和精油を採る取り組みが始まっています。南会津の拠点を置き、アロマを扱う会社「一十八日」は南会津で採れるクロモジやニオイコブシを蒸留し和精油を採り販売しています。

「一十八日(じゅうはちにち」ではアロマを知ってほしい、和精油を採る方法や、この事業を持続させる方法をともに考えよう!と年に数回スタディツアーを実施しています。

 

八月六日に行われたツアーでは、針生での蒸留の様子を見学したり、高野地区星義道さんの山を歩きクロモジはどのように自生するのか見学し、クロモジの枝の挿し木も試みました。この方法で苗を作ることができれば、植樹を行い、木を育てながらアロマの材料を定期的に採取することができます。限りある資源を育てながら使う。持続可能な取り組みに挑戦です。

 

ツアー後半は香りの調合を体験。参加者らはムエットという試験紙に香りをにじませ香りの特徴を体験したあと、香りを2~4種ブレンドし自分の香りを作りました。

 

 

田島祇園祭 縮小しながらも神事をしっかり 

無事に終了 R4年度田島祇園祭動画

 

田島祇園祭は神事と、屋台運行、屋台歌舞伎、通りでの出店といくつもの団体で行われます。

神事は1月の御千度参り、6月30日の大祓い、7月22日の例大祭、23日の本祭りと人数を制限して行われました。

 

7月22日、例大祭は例年に近い人が出席。田出宇賀神社党屋組と熊野神社党屋組や昨年度来年度の党屋組ら関係者が玉ぐしをささげました。例大祭の後、田島保育園年長組が太鼓演奏を奉納しました。

 

7月23日は本祭 花嫁姿の女性は参加せず、男性らが裃姿でお供え物を持ち七行器行列を行いました。

今年のお供え物は塩サバ、赤飯、お神酒です。

お供え物は神殿にお供えしました。

今年の党本の細井信浩さんと星周兵さん宅前では御神橋前で神事が行われました。昨年度党本、阿部さん長谷川さん 来年度の党本長谷川さん、渡部さんが参加しました。

 

党本の細井信浩さんは「縮小で少し寂しいが漸くここまで来た」 細井舞さんは、どんな形でも続けていきたい」と話してくれました。はじめて党本を引き受けた星さんは「何がなんだかわからないうちに終えたかんじだが経験出来てよかった」と振り返りました。

 

田島地区の4つの大屋台では夕方から屋台歌舞伎が上演され、大屋台も動かされました。西屋台では大人の「一谷嫩軍記須磨の浦の段」。中屋台は子供役者「一谷」。

上屋台と本屋台はどちらも子供役者で、田島愛宕山の山城鴫山城の歴史の一部を切り取った「時津風日の出の松鴫山場内の段」が上演されました。観客は例年と同じくらい集まりました。見ごたえ聞きごたえのある演技に大きな拍手が贈られました。

 

中屋台と本屋台は子供を乗せ運行しました。

子供たちは「おーんさーんやりかけろ!」と、掛け声をかけ、屋台世話人たちは力いっぱい屋台を押していました。

本屋台は横町まで大屋台を進ませ、3年ぶりの屋台運行に、力が入りました。

 

通りでは、路上での出店は中止されましたが、まちなか縁日と名付け、事業所や団体の有志らが駐車場などでお店だし、お祭り気分を盛り上げました。まちなか縁日は、子供たちにお祭り気分を!と南会津町商業振興協同組合が協力し、出店を決めました。

かたぬき、スーパーボールすくい、かき氷、もつ煮、クレープなど町内8か所で縁日の祭りが行われました。各ブースに消毒液がおかれ、感染防止対策を呼び掛け、運営を行っていました。

どのお店も「こんなに子供たちや祭りを楽しむ大人の皆さんが出かけてくるとは思わなかった。喜んでもらえた」とはなしていました。

 

南会津町商業振興協同組合関係者は、「有志での出店にこぎつけるまでは大変だったがやってよかった。短い時間に多くの人に協力を得ることができた。これからのまちづくりの一つになる」と振り返りました。

 

七夕まつり

7月2日、3年ぶりに、南会津町上中町地内で、「七夕まつり」りが開催されました。

南会津町商業振興協同組合とまちなか楽座が主催。

「新型コロナウイルス感染症感染予防にため、会場内での飲食は禁止し「GO TOテイクアウトまつり」としました。

クレープやからあげなどのキッチンカーや町内事業所のしんごろうなどのお店が出店。

アロマやスーパーボールすくいなどの体験やゲームは子供たちに人気でした。

路上では田島小学校4年生のよさこいやうたとバルーン女性グループのステージなどでにぎわいました。

 

会場には田島地域内の園児らの願い事がかかれた七夕飾りが飾られ、保護者らが願い事を読んでいました。 

会場は久しぶりの祭りを楽しむ人でにぎわいました。

 

 

高等学校野球部は、夏の大会に向けて練習に励んでいます。田島高校では今年は3年ぶりに単独チームとして出場します。野球部には陸上部や弓道部からの助っ人も加わり練習しています。選手らは守備の心配な部分がある。互いに声かけあって頑張りたい」と話していました。南会津高等学校野球部は会津大会で優勝し、より練習に熱が入っています。

 

中荒井駅前にざる菊植栽 

 南会津町中荒井地区「なかあらい大地を育む会」は中荒井駅西側に「ざる菊」を植栽し電車などで訪れる人を歓迎してきました。東武達道の特急リバティ運行に合わせ、力を入れてきた事業です。毎年咲く菊ですが、植えたままにしておくと「ざる」の形にはならず、長く伸びてしまうことから毎年、株分けし植えています。

 今年は5月29日に植栽が行われました。この日は26人が参加し、およそ2000平米の畑に苗を植えました。昨年までは地域の建設会社もボランティアで植栽していました。今年からは大地を育む会がすべて行います。これまでは駅からみると花が縦に並んでいましたが、今年は線路と平行に横に植えました。参加した地区民は耕運機でマルチ作業を行いながら「赤はここ!黄色はここ、間違わないように!」「倒れないように良く土をかけて」とテキパキと動いていました。会長の渡部雅俊さんは「苗を色別に分け、開花した時の景色を想像しながら考えた。電車からななめに見える」と開花楽しみにしていました。今年から、両側の畑には「ひまわり」も植えられ。夏の開花も楽しみです。

 この事業は国の助成金事業「農地・水保全管理支払交付金事業」を利用。これまで有害鳥獣に対する電気柵設置や、花の植栽での遊休農地の活用を行っています。集落全戸およそ110軒が会員です。 


 4月29日、会津田島駅で、東武特急リバティ会津、運行5周年記念式典が行われました。リバティ会津は、浅草駅と会津田島駅を乗り換えなしで結ぶ特急です。運行開始から5周年を迎えました。

 式典には鉄道関係者、沿線の関係者のほか、地元園児らが出席し5周年を祝いました。野岩鉄道利用促進協議会副会長、大宅宗吉南会津町長 東武鉄道鉄道事業本部、鈴木孝郎副本部長 会津鉄道、鈴木重敏社長 野岩鉄道、二瓶正浩社長 星学、下郷町長らがテープカットしました。式典に先立ち会津田島太鼓保存会のメンバーが太鼓を演奏し、会津鉄道とリバティ会津の到着には田島保育園の園児らが太鼓を演奏し、お客様を出迎えました。


きとねオープン2022年4月9日

 4月9日、南会津町御蔵入交流館となりに、みなみあいづ森と木の情報・活動ステーション「きとね」がオープンしました。きとねは、木の町を取り戻すため、関係者が一丸となり、素材生産の増加に向けた構造改革や木製品の出口戦略を進める拠点として建設されました。

 

 落成式には林業関係者や町議会議員らが出席しました。きとねには南会津森林組合、木の玩具を製造販売するマストロジェペット、アロマの製造・販売を行う十八日などが入居しました。一般の住民も自由に利用する事が出来、子どものあそび場や学びの場所が設置されています。デザイナーでマストロジェペットの社長、富永さんは何年も前から木のおもちゃをつくり、木のぬくもりを感じてほしいと活動し、今回のあそび場の提案やデザインを行いました。子供達は、好きな道具を選び自由に遊ぶことが出来ます。

 

 南会津町では何年も前からそれぞれの事業者が林業の町を目指し、伐採などの講習や見学会、木材を使った住宅づくり、木のおもちゃ作り、木からの精油の抽出、木のおもちゃのあそび場提供など多くの事業を展開てきました。これらの事業関係者が一つとなる拠点を計画し、平成29年、林野庁の補助事業に応募し南会津町が選定されました。5年目には今回の拠点「きとね」を建設しました。

 

 

南会津町の入学式 小学校に77人 中学校に86人が入学

4月6日、南会津町の小学校と中学校で入学式が行われました。

小学校には77人が入学しました。田島小学校には37人が入学しました。栗木孝直校長は頑張ってほしいことを「がんばるゾウ、負けないゾウ、見つけるゾウ」と「三つの象さん」にたとえお願いしました。6年生の猪股さんが歓迎の言葉を述べました。

 

中学校には86人が入学しました。田島中学校には57人が入学しました。

新入生代表の吉田さんが「3年間は思っているより短いと思いますが、大切な仲間を作り充実した3年間になるよう努力しいきます」と誓いの言葉を述べました。

 

「自転車もルールを守るドライバー」

4月6日から春の全国交通安全運が始まることから、南会津警察署では4月5日、出動式を行い街頭指導に出発。関係者は大型スーパーの駐車場で、安全運転や、事故に合わない為の啓発活動を行いました。

啓発で手渡した袋には、無事に帰ってもらうために「かえる」手作りの人形が同封されていました。

 

運動が終わってもいつもどこでも交通安全です!

運動のスローガンは「自転車もルールを守るドライバー」

車が勿論、自転車に乗る時もルールを守って安全運転を心がけてください。

 


月1日、辞令交付
南会津町役場では新規採用職員や定期異動職員の辞令交付式が行われました。
今年度の新規採用者は10人でした。
定期異動職員の辞令交付も行われました。今年度は舘岩と南郷の総合支所長と、学校教育課長、健康福祉課長らが異動となりました。学校教育課長の阿久津勝英さん、健康福祉課長の湯田賢二さんらに辞令が交付されました。
新しく着任した地域おこし協力隊は2人。舘岩地域たのぜ地区を拠点に地域おこしを行う予定です。
二人はご夫婦で、以前に何度も南会津を訪れ、地域おこし協力隊に応募したそうです。地域おこし協力隊は、二人を合わせて5人になります。

 

 3月11日、ほとんどの公立の中学校で卒業式が行われました。南会津町でも4つの中学校で卒業式が行われ111人が卒業しました。

 このうち田島中学校では63人が卒業しました。昨年度は、1,2年生が出席出来ませんでしたが、今年度

は、出席して行われました。来賓は、教育委員会のみが出席しました。室井正之校長は式辞で「孤独力をつけてください。人でいることを恐れないで欲しい。自分の目標や夢を実現していくには、時には一人で自分の心に耳を傾けて自分で自分を応援してください。大切な家族も味方してくれる」とエールを贈りました。

 2年生の式歌は事前に収録した映像が流されました。以前田島中学校に勤務していた先生が作詞作曲した曲です。タイトルは「飛翔」10年以上田島中学校でのみ歌いつがれています。3年生は「旅立ちの日に」を歌いました。編曲は松井孝夫先生。松井先生は南会津町民の歌を作曲した方です。

 

 11年前、中学校卒業式の後に、東日本大震災が起こりました。町では午後2時46分、黙祷のサイレンを鳴らしました。 

 

 3月1日、福島県の県立高等学校の卒業式が一斉に行われました。卒業式は全日制79校、定時制7校で行われ、およそ1万2000人が卒業しました。南会津町では田島高等学校と南会津高等学校で合わせて71人が卒業しました。このうち田島高等学校では39人が卒業しました。卒業生、保護者、教職員のみで行なわれました。在校生は校内の別の場所から生配信された映像を見ながら式に参加しました。

 卒業証書授与では担任の先生が一人一人の名前を呼び、渡邊武彦校長が代表者に卒業証書を手渡しました。渡邊武彦校は式辞で「卒業は通過点です。教育の成果は10年、20年後にどのような人間になっているか、どのような生き方をしているかではかられる。卒業後も更に歩み続けその先の答えを求めていって下さい。」最後に「知的好奇心をずっと持ち続けてほしい」「自分で考え自分で判断し、自分の言葉で表現できる人間になって欲しい」とはなむけの言葉を贈りました。

 卒業生代表の栗城和弥さんは「文化祭ではアイディアを出し合い成功に導く事が出来た。すべての思い出に彩を与えてくれたのはここに居る仲間たちです。3年間苦楽を共にしてきた君たちと育む事が出来た友情は私の宝です」と答辞を述べました。別室の在校生は映像を見るだけでなく、起立、礼なども一緒に行い参加しましたました。退場の後、在校生らは廊下に移動し卒業生を拍手で見送りました。

 田島高校と南会津高校は令和5年度には統合される予定です。名前の発表、寮の建設など、統合への準備は進められています。たじまCATVでは、生配信に協力しました。

 

南郷スキー場でみんなで応援 スノーボードハーフパイプ決勝 動画 

2月11日、北京2022オリンピック、スノーボード男子ハーフパイプ決勝が行われ、平野歩夢選手が金メダルを獲得しました。平野選手が小学生の頃練習拠点としていた南郷スキー場では、平野選手をはじめ、日本選手を応援しようとパブリックビューイングを企画。

会場には周辺の地域や関東方面などからスノーボーダーやスキーヤーが訪れ、競技を見ながら盛んに声援を送りました。1回目が始まり、ジャンプの度に「わー!あ~」と声援!時々ため息。平野歩夢選手の2回目の点数が思ったより低いと思った人からは「えー!」という声も。しかし「3回目はとんでくれる」と見守る人もたくさんいました。

 日本選手を含め数人の選手が着地を失敗してしまう姿に目頭を押さえる人もいました。

平野歩夢選手の滑りに頃はモニターの前は1回目より多くの人が集まりました。3回目は!見事金メダルを獲得しました。

この試合を見守ったのはお客さまの他、地元住民。自称地元の老人クラブの男性らもいました。

山形からの男性は夏はバイクで南郷を訪れていました。「今日は来てよかった」と南郷のスキーヤー斎藤さんと喜び合いいました。

 そして平野選手が小学生の頃、ハーフパイプを南郷に整備していた酒井喜憲さん。平野選手を「あゆむ」と呼び、家に泊めるなどしながら応援してきていました。酒井さんはこれまでを振り返り「おつかれさん」とカメラに向かって答えてくれました。

スキー場では、南郷の空からからずっと平野選手を応援してきました。嬉しさを皆で分かち合いました。

 

 このパブリックビューイングには県内テレビ局4社が訪れ観戦の様子を福島県から世界へ伝えました。

令和4年度 田島祇園祭御党屋お千度参り  動画 

 1月15日、令和4年度田島祇園祭お党屋お千度参りが行われました。

今年の当番党屋は上町上側、田出宇賀神社党本は細井信浩さん、熊野神社党本は星周平さんです。この日は党屋組13人のうち10人が参加しました。党本の細井さん宅へ集まり、笠をかぶり、草鞋ををはき神社へ向かいました。党屋の皆さんは、手水舎の水で手を清め何度もお参りしました。宮司さんは祝詞を奏上し、その間何度も手水舎と社殿の間を往復しました。党屋組の皆さんは、疫病が鎮まる事、祭りがつつがなく行われる事を祈りながらお千度を踏みました。今年も新型コロナウイルス感染症の影響で大杯回しは中止となり、社殿の前でお神酒をいただき、お千度参りは終了しました。

 田出宇賀神社党本の細井さんは「祭のすべての行事が出来ることを願った。100パーセント出来るように準備していきたい」と話していました。熊野神社党本の星周平さんは「祭を休んで3年目。忘れないように、今年は七行器行列を実現したい」と話していました。


 

2022年1月2日 厄年の男性(平成8年度田島中学校卒業の男性)らが恒例の厄払いみかんまきを行いました。田島の伝統行事です!

 

2021年12月31日19時、1年をしめくくる花火が打ち上げられました。企画したのは2022年厄年を迎える田島中学校卒業生「酉戌会」の皆さん。冷たい雪のなかに浮かび上がる花火。2022年を明るく!