取材日記2024

南会津の日本酒で乾杯! 牛乳でも乾杯!

6月21日、「南会津の日本酒で乾杯」が開催されました。南会津町乾杯条例の制定日を記念して、南会津町内の地酒などをふるまうイベントです。主催は地酒で乾杯プロジェクト。町内4蔵元「会津酒造・男山酒造・国権酒造・花泉酒造」の日本酒が無料で振舞われました。イベントには「牛乳で乾杯!」条例を制定している栃木県那須塩原市も参加し、牛乳が振舞われました。さらに、一口サイズの那須和牛も振る舞われました。大人と一緒に訪れた子供たちも牛乳で乾杯しました。

 地酒で乾杯プロジェクトの佐藤洋一会長は「乾杯条例で那須塩原市さんとつながった。今日は楽しいでください」と挨拶しました。渡部正義町長は「今日は子供さんも大人も呑んで元気を発信してください。那須塩原市さんとのご縁を大切にしたい」と祝辞を述べました。

 会津若松市から訪れた男性グループは「10年間毎年来ている、楽しみにしている」と話していました。会場に訪れた皆さんは、イベントの後、町内の飲食店へ二次会に出かけたようです。


私たちの下水はどこへ? 小学生が下水処理場見学

小学校4年生は社会科で上水道や下水道の仕組み・廃棄物の処理などについて地域の人々にどのように役立っているのか、学習しています。児童の皆さんは実際に南会津町内の上水場や下水処理場を見学し学習に役立てています。

 6月17日、田島小学校4年生は、田島地域の下水の処置を行う田島都市環境センターを見学し、下水道について学びました。担当の方から「家庭からでるトイレや洗濯の水は汚水と呼ばれ、その汚水を綺麗にして川に戻す仕事をすることがこの施設の役割です」と説明を聞きました。

児童の皆さんは汚水がきれいになっていく過程を学び、実際に汚水が流れてくる様子などを見学しました。ティッシュとトイレっとペーパーを水の入ったビーカーに入れ溶かす実験も行い、ティッシュペーパーは「溶けない」ことを確認しました。

 最後はオキシデーションディッチを見学ました。オキシデーションディッチとは水中プロペラと散気装置を組み合わせた曝気装置です。汚水を回しながら空気を送り込み水をきれいにしていきます。空気が送り込まれることにより微生物がごみを食べて汚水を浄化するそうです。微生物はゴミを食べ大きくなり、泥となり沈殿します。微生物は大切な働きをしていますが、油に弱く油が流入すると死んでしまうそうです。見学した児童からは「自分たちが知らないところでこんは働きがあることを知った」「見学に来るときはワクワクしたが、実際にみて、もっと環境について勉強しようと思った」と話していました。オキシデーションディッチは365日24時間回すため、電気を使います。下水道施設は上水道施設より設備の運転費や維持費がかかります。故障すると莫大な費用がかかってしまいます。

私たちは施設が故障しないよう、水を流すとき油やゴミ流さない!注意が必要です。

鋏山、観光わらび園開園 準備でえがお!動画

わらび園が5月26日、オープンしました。

 地区民はオープンに備え5月19日準備を行いました。地区の皆さんがお客様を出迎えるために、休憩所の掃除やテントの設営などを行いました。

 開園した26日はおよそ180人が山に訪れました。山全体に蕨が生えていました。 

朝8時からお昼12時までわらびが撮り放題。

 

地区民と役員は開園日にゲートでの入園料の徴収や見回りを行なっていました。

わらびは柔らかいうちに採ったあと数日でまた伸びるそうです。蕨園は1週間のうち3日間開園します。土日、水曜日が開園日です。

85haの壮大な山焼き 動画 

5月3日、今年も荒海、藤生地区はさみ山で山焼きが行われました。害虫駆除や屋根のカヤ、家畜の草の育成などのために行われ、江戸時代末期から山焼きが行われてきました。

地区から眺めるとはさみの形に見える山、最近ではこの山は観光わらび園として活用されています。

この日は地区民と消防団合わせておよそ110人が参加しました。地区民や消防団が一斉に火をつけ、火をつけては下にまわります。およそ85haの広大な山はどんどん燃えていきました。

 植物や昆虫なその研究者も訪れていました。福島大学の黒沢教授は「茅の中でもここでは苅安と呼ばれる茅が自生しています。85ha以上の広さの茅場は日本でここだけです。貴重な草原」と話していました。

 

山を焼いた灰は土の栄養にもなります。わらびやウドなどの山菜も育ちます。かんこうわらび園として活用されます。5月半ばから山は緑に変わっていきます。この山は昨年「未来に残したい草原の里100選」に選ばれました。わらび園の山開きは5月26日土曜日を予定しているそうです。


南会津高等学校敷地内演習林でトレイルラン大会 動画

 5月5日、南会津高等学校敷地内演習林で、「ふくしまキッズトレイルラン2024」と「2時間耐久ミニトレイル駅伝大会2024」開催されました。トレイルランとは、林道・砂利道・登山道など、未舗装の道を走る、近年人気が高まっているアウトドアスポーツです。大会を主催したのはMt.mafu project。会津、中通り、浜通りの3か所で大会を行っています。昨年はだいくらスキー場が会場となっていましたが、3年目となる今年は広大な敷地をもつ南会津高等学校(旧田島高校)が会場となりました。

 未就学児から6年生までのキッズトレイルランに194名がエントリー。2年生まで1km、6年生まで2km、林の中を走りました。ミニトレイル駅伝には24チーム200人がエントリーし、チームメンバーが交代で2時間コースを走りつづけ合計の週回数で競いました。渡部正義南会津町長は「ここがランニングコースになるとは思わなかった活用できてうれしい」と挨拶を述べていました。南会津高等学校高橋校長は「ようこそ。怪我をしないで頑張って走ってください」と歓迎の言葉を述べました。主催者である眞船孝道氏は「過去によくここを通っていたとき、この森林の中でイベントが出来たらと思っていた、実現した」と話していました。県内外から訪れた選手の皆さんはここで出会いチームを作るなど、賑やかに交流していました。


2024南会津町消防検閲式 動画 

 4月28日、南会津町消防団検閲式が県道高陦田島線中町地内で行われました。(バイパスの開通により国道121号だった町内の道路は県道347号となりました)

 検閲式には総指揮者以下353人が参加しました。検閲官や町関係者を合わせると400人以上が集まりました。新しく今年度から消防団長に就任した児山孝美団長は「より一層の予防消防を。防災の要として自覚と自負を持ち、住民の生命と財産を守る消防精神で取り組んでください。自分の健康も第一に」と訓示しました。

ラッパ隊、南会津高等学校吹奏楽部、田島中学校吹奏楽部が演奏

 今年初めてラッパ隊に加え、田島中学校と、南会津高等学校の吹奏楽部が行進時などの演奏に協力しました。団員の皆さんは演奏に合わせ分列行進を行いました。

南会津高等学校に56人入学

4月9日、統合後2回目となる南会津高等学校入学式が行われました。56人が入学しました。

高橋敏幸校長は、3つの校訓『湧志 友愛 協働』について説明し、3つの校訓を心に留め、自ら学び、自ら考え、未来を切り拓く力を身に付け、町そして日本・世界を支える人材に成長してくれることを期待する」と式辞を述べました。

新入生代表の星柚希さんは「目標に向かって努力し、卒業を迎えた時自信と誇りが持てるよう有意義な高校生活を送りたい」と誓いのことばを述べました。

4月 入学、辞令交付、教育長に川島氏

4月8日、福島県のほとんどの公立小学校中学校の入学式が行われました。

南会津町では小学校に69人が入学しました。

入学児童の内訳

田島小34人、田島第二小10人、桧沢小5人 荒海小9人 舘岩小2人 伊南小2人 南郷小7人

栗城孝直校長先生は、「がんばるゾウ、最後まであきらめないで頑張って」「負けないゾウ、病気やけがに負けない、悲しいときもで元気で」「みつけるゾウ 友達や家族そして自分のいいところを見つけて」と「学校では頑張ってほしい3つの事」を象さんに例えて話しました。 

 

南会津町の中学校には88人が入学しました。

入学生の内訳

田島中51人、荒海中9人、舘岩中7人、南会津中21人

室井正之校長は、「教育目標は 自立・健康・思いやり です。田島中は 想いやり を特に大切にしたい、と式辞を述べました。

入学生代表の芳賀沼仁さんは「さまざまな経験を通して一歩一歩成長していけるよう取り組んでいく」と誓いの言葉を述べました。

 

4月1日 南会津町役場辞令交付式 教育長就任式

新規採用職員、異動職員の辞令が交付されました。新規採用職員の内訳 新卒者3人、社会人枠6人。

今年度から南会津町教育長が川島敬章氏に代わりました。就任式で川島氏は「問題を解決するため持続可能なまちづくり、将来を担う人材育成に努めていきたい。皆さんが夢と希望を持ち、笑顔で幸福感を味わうことが出来るような教育行政を推進したい」と挨拶しました。 

 

卒業式

中学校卒業式

3月13日、福島県のほとんどの中学校で卒業式が行われました。南会津町では4つの中学校で卒業式が行われ120人が卒業しました。

このうち田島中学校では71人が卒業しました。

 

3月1日、南会津高等学校では二つの校舎で卒業式が行われました。

本校舎32人、南郷校舎22人、合わせて54人が卒業しました。県立高校改革に伴って2023年度に田島高校と南会津高校が統合して新制南会津高等学校として開校。開校後2年目まで在校生が統合前に入学した校舎で学ぶ「校舎方式」を採用しているため、在校生がいる南郷校舎でも卒業式が行われました。

本校校舎卒業生代表の大竹拓さんは「新たな行事に柔軟に積極的に参加し、新しい南会津高校の礎を築くことが出来たと思っています。辛くて苦しいときも、友がいて仲間がいました。私たちは南会津高校での3年間を力として前を向いて進んでいきます」と答辞を述べました。

南郷校舎卒業生代表の湯田碧仁さんは「先生方のご指導のおかげで心身ともに大きく成長しました。これから先困難に直面してもここで学んだ事を生かして夢に向かって進み続け、自らの人生に誇りを持てる社会人になります」と答辞を述べました。

 

 2024南会津町文化財防火訓練 1月26日は文化財防火デーです。文化財防火デーは昭和24年に世界最古の木造建造物である「法隆寺の壁画」が焼失したことがきっかけで、昭和30年に定められました。この防火デーにちなんで各地で文化財防火訓練が行われています。

 南会津町では1月28日、田島と伊南地域で行われました。田島 慈恩寺で行われ、南会津町消防団第1支団第1分団の田島地区の消防団員63名が参加しました。午前10時、火災が発生の通報後、地区民や寺関係者が文化財を運び出しました。今回は、福祉ホール前と元奈良屋工場前の防火水槽、更におよそ260m離れた会津信用金庫裏の自然水利(川)から水をとり、放水を行いました。防火水槽からの放水は予定通り進みました。川からの放水では5台の消防車が中継。最初、水の勢いが弱く水が届きませんでした。すぐに別の吸管に変え、十分な水を送ることが出来ました。訓練により、異なった状況に対応する事を確認することができました。

 住職の五十嵐さんは、「自分が住職になって初めての訓練です。寒い中、冷たい水を使う訓練、ありがとうございます。皆さんに支えられ寺を守っていくことができます」とお礼の言葉を述べました。

南会津高校生 地域で除雪ボランティア

 南会津高等学校の1・2年生は毎年冬に、日ごろお世話になっている地域の皆さんに感謝の気持ちを表すことや地域の人との絆を深めようと、除雪ボランティアを行っています。今年、田島校舎では1月22日と1月26日に行われました。2年生49名は、22日、上塩江地区と中荒井地区で除雪を行いました。2組24人は、中荒井区役員の弓田さんと向後さんの案内で中荒井駅周辺で作業を行いました。雪があまりなかったため、日陰に固まっていた雪を道路に出したり、ごみ拾いを行いました。2年生らは、生徒らは「雪を遠くに投げたので腕が疲れました。地域の方と話が出来ました。地域に役立ってうれしい」と感想を述べました。

 1年生46名の除雪ボランティアは1月26日、田部原地区で行われました。24日からの雪で地区内には多くの雪が残っていました。区役員と民生委員さんが高齢者宅を案内しました。生徒の皆さんはスコップで雪を掘り、スノーダンプで畑などの空き地に雪を運びました。作業はにぎやかに行われました。生徒からは「誰かの役に立つことを誇らしいと思う」と感想が寄せられました。

 芳賀区長は「地区内では一人暮らしの方が多くなっている。生徒らが来てくれると話も出来てうれしい」と話していました。

ロボラボ教室でプログラミングに挑戦(2024年1月)

1月13,14日の二日間、南会津町の公民館講座、キッズクラブの5,6年生が、プログラミングに挑戦しました。講師は千葉県から移住している野田雅之さん。南会津のIT人口を増やしたいと、2015年から、ロボラボ教室を開催してきました。

 今回は町のキッズ講座と協力し開催しました。1日目の13日は5人、2日目の14日は10人が参加しました。参加した児童らは、まず、現代のロボットについてのニュースを見ながら技術の進歩の速さとロボットの応用などの情報について勉強しました。

 作業に入り、パソコンからの命令をロボットにダウンロード。命令通りに動くか何度も実験を繰り返しました。障害物をよけたり、ぶつかっても戻り、再び走るプログラムにも挑戦。

どの命令がダメなのか失敗しながらわかるまで何度も続きました。

田島祇園祭年初めの行事無事終える

 1月13日、会津田島祇園祭の年初めの行事「御党屋お千度参り」が行われました。令和6年度の祭りの当番党屋は西町上側です。党本は、田出宇賀神社が猪股角平さん、熊野神社が渡部洋己さんです。紋付わらじ履きの男衆が田出宇賀神社御党屋本陣となる京屋酒店さんに集まりました。

 この日は朝から雪が降り始めました。雪の中、気温も低く寒い中での御党屋お千度参りとなりました。手水舎で手と口を清め社殿との間を何度も往復し「祭りがつつがなく行われること」を祈りました。今年も党屋組の皆さんは、感染症対策として社務所での直会は行わず、境内でお神酒を頂きました。

 党本の猪股角平さんは「無事終わってほっとしている。今回は直会は無かったが本当はあった方がいい。しかし今後、大杯回を行えるのかは、わからない。夏には無事に祭りを迎えたい」、 渡部洋己さんは「終了して安心している。7月の七行器行列には雨が降らない様、祈りました」と話していました。

南会津町消防団出初め

 1月7日行われました。132人が参加。今年は女性消防団も出席しました。団長訓示の後、分列行進で神社へ向かいました。消防車には団のロゴや特徴あるマークが描かれています。

 

令和6年1月4日、南会津町田島地域新年町民交歓会が開かれました。毎年開かれる交歓会、田島地域は町と商工会が主催で行われています。今年も各地区の区長さんや、事業所の社長・役員さんなどが集まり、新年のあいさつをかわし、情報の交換などを行いました。

 主催者や来賓の皆さんは、能登での地震で被災した方々にお見舞いの言葉を述べて挨拶が始まりました。青年部長の菊地さん(菊地商会)は「各市町村の青年部と交流し南会津の良さをPRしたい」と挨拶しました。