取材日記2017


一人での取材がほとんど。ペン、カメ(ラ)ドライバー兼主婦の取材です。取材の際はよろしく!

こどもたちの活躍!!!

12月3日、田島小学校3年生が歌舞伎「絵本太功記」を熱演。役者や黒衣、小道具とそれぞれの役をしっかり演じた。

田島祇園祭屋台歌舞伎保存会新作「南山義民の碑 検見(けみ)祝の場」ではこども役者のみで熱演。

1月7日のコンサート「ベヒシュタインを弾こう&サウンドオブミュージックin南会津」へ向け練習中~



フィリピンの高校生 南会津へ

 11月16~20日までの5日間、フィリピンの高校生が南会津を訪れ、ホームステイをし、南会津の伝統文化や生活を見学、体験しました。日本政府が進める対日理解促進事業jenesys2017の中のひとつで、帰国後、日本のの正しい姿や魅力を発信してもらうことを目的とした事業です。今回は、教員と日本語を勉強している高校生21人が南会津に訪れました。

 学生たちは、舘岩地区の伝統的建造物郡である前沢集落を見学しました。紅葉にもとても関心をもっていました。フィリピン紅葉がないので、特に興味深かったようでした。 

今回のイベントで、フィリピンの学生と地元の皆さんは、南会津の文化と自然の中で、言葉の壁が超えて交流できることを体験しました。

 また、学生らは南会津高校を訪問し、同世代の地元の高校生と交流しました。言葉の壁を越え、最後にはお互いに交流を深め、フィリピンの学生も南会津の学生もとても楽しい様子でした。

 湯の花温泉の大山清子さん宅では、2人の男子学生が半纏を羽織り、宿のお母さんとくるみの皮でキーホルダーを作りました。また、学生らは、大山さんにフィリピン料理をつくりふるまいました。お互いの文化を体験しあう中で、楽しく交流を深め、笑い声がたえませんでした。

 

 また、同じ湯の花温泉の大山義幸さん宅では、3人の男子学生がホームステイをしました。日中は「赤かぶ」の根を掘る作業を行い、夜はいわなの刺身など日本の料理を楽しみました。こちらの家庭でも学生らは宿のお母さんからくるみ皮のキーホルダーづくりを体験しました。難しい作業でしたが、身振り手振りを駆使して教える中で言葉を超えた意思疎通の中で、作業を楽しむことができました。ホストの大山さんは「言葉は通じなくても、気持ちが十分伝わった」と話していました。


第一回 ヤマザクラ1万本の里作り記念植樹祭

11月5日、会津山村道場で開催されました。ヤマザクラの植樹を通し、地域の活性化、里づくり、交流人口の拡大など、を目指す取り組みです。10年かけてヤマザクラ1万本を里山や地域へ植栽する計画です。町と農林課が中心となった実行委員会が主催です。

個人や家族、そしてふるさと南会津地元出身者など、さまざまな方が参加して植樹しました。参加した多くの方が「花が咲くのが楽しみ」と話していました。

地元古今地区の皆さんが、郷土料理しんごろうやきのこ汁を参加者にふるまいました。地域上げての元気いっぱいのイベントとなりました。(詳細はブログにて。)


第29回 市町村対抗県縦断駅伝競走大会、ふくしま駅伝

11月19日、しらかわカタールスポーツパークから福島県庁前まで、16区間、約95キロの距離を、合同チーム「希望ふくしま」を含めた59市町村の53チームがたすきをつなぎました。

スタート地点の競技場ではスタート前から各市町村の応援団が選手の名前を呼んで応援していました。

午前7時40分、スタートしました。南会津町の第一区の馬場海羽(みう)選手(学法石川高校)は快走し12位でたすきをつなぎました。4区のふるさと選手渡部良太選手(警視庁)が区間5位、14区の渡部来渚選手(学法石川高)が区間7位で好記録を残しつつ、メンバーみんなが一生懸命にたすきをつなぎ、最終的に総合24位、町の部では見事8位入賞でゴールしました。

ゴールの県庁の近くでは、3連覇を目指す会津若松市の応援団も応援していました。

会津若松市は惜しくも4位でした。総合優勝はいわき市、町の部優勝は石川町、村の部優勝は泉崎村でした。

駅伝、選手は勿論、関係者に喜びや涙といくつもの絆が生まれました。応援する側も楽しい道中だったようです。そして、来年への希望が生まれた駅伝でした。


天空の古道(旧会津中街道)山歩き~歴史ロマンあふれる街道で、自然・歴史・文化を体験~

10月15日、歴史ロマンあふれる旧会津中街道を歩く「天空の古道山歩き」が開催されました。江戸時代元禄時代におきた大地震の影響により通行不能となった下野街道の代替街道として整備された会津中街道。現代では廃道状態となりましたが、合計3回の参勤交代に用いられるほど栄えた街道です。

今回のイベントは、福島県下郷町から出発して栃木県の県境となる高所の大峠を超えて栃木県板室へといたる約15キロ近くの山道をあるきました。

この街道は、歴史と自然と文化にあふれる街道として下郷町と栃木県那須地区の有志により整備されつつあります。現在は、このイベント限定で歩くことが可能となっています(普段は、危険で歩けない箇所が多数あります)。歴史的遺物が多数存在し、かつて、多くの人々が歩いたことを参加者たちは感じ歴史ロマンに浸りました。また、三斗小屋宿周辺には白湯山信仰の跡が点在し、生活していた人々がどのような文化的な生活を送っていたのかが体験できました。そして、自然も豊かな山道で様々な高山植物や紅葉、さらにはサルなどの動物などとの出会いもあり、自然の豊かさに参加者たちも満足です。このイベントでは自然をさらに楽しむために、南会津産クロモジアロマオイルを用いたアロマ体験をして、心身ともに自然の癒しの体験もしました。

会津と下郷だけでなく、たくさんの地域から参加者が集い、歴史・自然・文化を体験する中で、参加者同士の話も弾みました。天空の古道とも称される高所を通す会津中街道。歴史街道を通じて、つながりが深まる、そんな天空の古道イベントでした。


第3回 南郷うたたねフェス

10月7日、南郷スキー場にて開催されました。プロミュージシャンによるライブ(うた)とひめさゆりの種まきイベント(たね)で「うたたねフェス」です。宮城、山形、新潟、福島の県境の一部にしか群生地がないひめさゆり。南郷は数少ない群生地のひとつです。花を咲かせるまで6年かかるひめさゆり。地元南郷を愛する若者たちが中心となって、南郷を代表するひめさゆりを守りたい、ひめさゆりのたねまきを通して南郷の自然を楽しみながら、地域を越えた交流をふかめていきたい、という思いからこのライブとたねまきの融合イベントが企画されました。

午前中のたねまきイベント。ひめさゆり名人の指導により、たねまきをしました。今年で3年目になるこのイベント。第一回目からのリピーターがたくさんいます。福島県内各所だけでなく、群馬や千葉、茨城など関東地方からも多くの方が参加しました。3年前に蒔いた種で発芽した種も発見しました!このイベントで蒔かれた種が花を咲かせる日が楽しみです。

種まきイベントの後には、南会津の味や文化を楽しめる出店がありました。地元南郷のトマトをつかったトマトやきそば、南郷のお菓子やさんのうたたねフェス限定きんつば、地元商工会女性部のきのこ汁、只見のマトンケバブ、南郷の地酒や足湯まで、南会津を満喫できる出店でした。午後のライブイベントでは、福島県出身のミュージシャンや有名アーティストがイベントをうたで盛り上げました。

一日盛りだくさんのプログラムの中で、スタッフたちも、一生懸命におもてなし。スタッフの人柄と、南郷の自然野中で参加者たちの交流も深まり、また来年も参加したいという声がたくさんありました。南郷の自然と人柄は人と人、人と自然をひとつにする力があると感じました。これからのイベントの展開が楽しみです。


南会津町商工産業まつり

9月24日、御蔵入交流館のとなり・ふるさと物産館駐車場で開催されました。商工業者が露店で会社の紹介やゲームなどを行なったり、地域の皆さんと触れ合いました。商工会女性部はトン汁やお好み焼きを提供。南会津病院や地元薬局は健康チェックとそれぞれの事業者が出店。万古焼さんは焼き物体験、木工品制作のマストロジェペットさんはピノキオづくりの体験、IT企業EWMさんは特殊なレンガとパソコンを使いピザを焼いていました。働く車乗車体験の大人気!東北電力田島営業所の高所作業車の乗車体験は開始から終わりまで行列が続いていました。商工会役員などの露店では輪投げや射的が子供たちを楽しませました。ステージでは、太鼓や舞踊、キャラクターショー等が行われ、訪れた町民らは秋の1日を楽しんでいました。各事業所と地域住民の触れ合いの場となった祭。事業者は、事業活性化の意欲にもつながりました。


南会津町防災訓練

9月10日に南郷地域で防災訓練が実施され、地域消防団、赤十字奉仕団、東北電力、自衛隊、などのほか、地域住民も参加しました。 災害の情報収集、対策本部の設置、関係機関への伝達を行い開始。防災ヘリはホバリングしながらの救助、地域住民は消火器での消火、地元消防団は水利が遠い場所からの消防ポンプのリレー訓練を行いました。地元事業所も参加し、建設会社は大型土のう積み、東北電力は倒木が原因の停電からの復旧訓練をおこないました。3階から負傷者を救出する広域消防の迅速な動きには、思わず大きな拍手が送られました。自衛隊では通信車や最大で250人分のコメを炊く炊飯車を展示。炊飯者では実際に炊飯を行いおにぎりを提供。赤十字奉仕団は米と水を袋に詰めての炊き出し訓練を行いました。訓練では、連携や、技術など、多くの確認をすることが出来ました。


地域の祭 伊南古町の祭り

今年も伊南古町のまつりが、盛大に、厳かに開催され9月9日には行列が行われました。およそ500年の歴史がある祭で、地域を流れる川があばれ川であったことから、この川を沈めるため、始まったとされます。山で宮司さんが神事を行い神様が下りてくると、行列が始まります。地区民、小中学生がそれぞれの役割を担い行列に参加していました。行列見学していた馬場竹一さんご夫婦は、埼玉県から写真を撮影する為に訪れた女性グループに「祭料理を食べてほしい」と料理をふるまい「昔は家族全員で参加したものだ」と祭の話をしていました。行列に参加した小学生、「祭りがづつくよう、これからもずっと参加したい」と話してくれました。地域の婦人会は子供たちの昼食をつくっていました。伝統を守りながら楽しむ地域総出のまつりでした。


大宴会 9月17日、今年も会津山村道場で行われました。音楽と、キャンプ、ワークショックを楽しむフェス。若者がスタッフの中心となり準備からすべて行い運営しました。県内外からのボランティアも準備や受付などで活躍していました。この日は子供を含めておよそ500人が訪れ、会場には色とりどりのテントが並び、多くの人がゆったりと音楽を聴いていました。屋台では、カレー、クッキー、とおいしい食べ物が並び、出店者も人との触れ合いを楽しんでいました。

柳津からの出展者は「若者が一生懸命動いてフェスを支えている姿を見ながら出店できることがうれしい」と話していました。


第26回南郷豊年まつり

 9月2日、南郷グラウンドにて、恒例の南郷豊年まつりが開催されました。ステージイベント、手づくり露店、豊年踊り仮装大会、花火と、バラエティ豊かなプログラムです。

 参加者を迎える出店は、「手づくり露店」と称され、地元南郷の商店やサークル、スポーツ少年団が中心で、南郷の食とともに、ダーツゲームやミニ四駆サーキットなど子供が楽しめる出店もあり、バラエティに富んでいます。

夜になると、花火です。南郷と関係を深めてきたさいたま市の協賛により、色とりどりの花火が打ちあがりました。豊年おどり仮装大会は、子供から大人までとても手の込んだ仮装で盛り上がりました。東京からの参加者は、「南郷で、ここまで盛り上がるお祭りに参加できてよかったです。南郷の皆さんの人柄に触れて、とても楽しかったです」と話していました。


平成29年度 南会津町成人式

8月15日、南会津町成人式が行われ、182人が成人を迎えました。

成人式では、成人代表の菅家亜紀さんが、大宅町長から成人証書を受け取りました。芳賀拓磨さんは、「私たち一人一人が住み良いまちづくりを心がけ声を掛け合い、協力することが町の発展につながる」とはたちのことばを述べました。

 

出席した成人者たちは、「久しぶりに同級生に会えたことがうれしい」、「今日から責任がついてきます。頑張ります」と言う声が多く聞こえました。

最後に出身中学校ごとに集合写真を撮りました。

左から荒海中、伊南中

左から舘岩中、南郷中

左から田島中、檜沢中


平成29年度 田島豊年盆踊り~成人者たちが世話人!

8月14日から16日、会津田島駅前広場で田島豊年盆踊り大会が開催されました。田島地区の盆踊りの世話人は、15日に成人式に参加した成人者たちです。世話人たちは、春から準備を始め、当日までのすべてを仕切り、太鼓、歌、踊りと、会場を盛り上げました。

15日は子供たちの踊り流しです。映画やお笑い芸人などに仮装して元気いっぱいに踊りました。午後8時からの審査が始まると、大きな声をで飛び跳ねるほどに元気いっぱいに踊り、会場のボルテージが上がりました。

16日は大人の踊り流しです。子供たちに負けないほど声を出して踊り、バラエティにとんだ仮装で踊りを盛り上げました。世話人の保護者たちも踊りに参加し、成人した子どもたちの姿を喜びつつ、元気いっぱいに踊りました。


平成29年度 田島祇園祭

 今年も、7月22・23・24日に、盛大に開催されました。神事、屋台運行、屋台歌舞伎上演、台東区の職人展、通りでの出店など、多くの団体や個人が協力し行われました。今年度は、特急リバティが開通し、さらに土日開催ということもあり、県内外からたくさんの観光客が訪れ、にぎわいました。

 オープニングでは、田島保育園児と龍巳会、都市交流ステージでは暁の星幼稚園児による太鼓が披露され、祭を盛り上げました。

 祇園祭のメイン行事は、花嫁行列とも呼ばれる七行器行列。花嫁には、県内外からの参加がありました。お党屋組関係の男女が正装し党屋元から神社へお供えものを運びます。行列を追いかける観光客やカメラマンで沿道はにぎわいました。行列の最中しゃんぎりが奏でられ、行列に彩をそえました。

 どぶろく祭ともよばれる祇園祭。どぶろくは祭にだけつくることがつくることがゆるされます。前日21日に御神酒開きが行われ、境内に訪れた方にふるまわれました。 

 通りでは大屋台が運行され、子供たちの掛け声に合わせて、大人たちが動かし、雨の中の祭を一気に盛り上げました。大屋台の上ではそれぞれの芸場で歌舞伎が上演されました。大人だけなく、小学生たちの熱演に、訪れた人たちも食い入るように観劇しました。

 

 神事は、お党屋組みの女性たちが、早朝から影で支えました。祭の盛り上がりに女性たちの活躍は欠かせないことを実感しました。

 神事に参加した高校生の中には、「体で伝統を感じて楽しい。」という声もありました。伝統を体で感じつつ、次世代に伝統が引き継がれていく未来も感じました。


南会津町役場新庁舎建設工事見学会 6月18日に行われました。町民およそ300人が新庁舎の中を見学しました。訪れた皆さんは、内装に多くの南会津産の木材が使われた事に驚き、多くの人が木材を贅沢に使用した吹き抜けの天井を見上げていました。新しく設けられる町民との協働のスペースや地中熱などにも関心を示し、関係者へ質問をしながら見学していました。朝から多くの町民が見学に訪れた事からも、新庁舎には大きな関心が寄せられていることがうかがえました。開庁式は718日に開催されます


第3回アロマ祭り~南会津の自然から生まれた香りで、心身ともにリラックス

 7月2日、南会津産アロマオイルを中心とする和製アロマオイルの香りを楽しむ、第3回アロマ祭りが開催されました。

 アロマ祭に参加された皆さんは、南会津の自然から生まれたアロマの香りをワークショップやアロマをつかったハンドとリートメントなどで楽しみました。五感で香りを感じる中で、「日常の疲れが癒されました」との参加者の声も。スタッフも、素敵な香りに包まれ笑顔でした。

 今回のイベントで使用された南会津産の木材を使用したアロマオイルの製造は、関東でアロマオイルを扱う株式会社一十八日の「和製アロマオイルを作りたい」、NPO法人南会津はりゅう里の会の「南会津に新しい産業を興して、地域おこしをしたい」という二つの思いが、南会津の株式会社マストロジェペット(木製おもちゃ製造)のチーフデザイナーの富永周平さんやNPO法人みなみあいづ森林ネットワークの松澤瞬さんらの橋渡しにより出会い、始まりました。現在、針生地区に蒸留器が設置され、南会津の山で手作業で採取された木材が蒸留され、アロマオイルの精油が抽出されています。

 JR東日本の高級スィートルームの特急で東日本をめぐる「TRAIN SUITE 四季島」の香りにも採用され、特急のオリジナル商品も販売されます。可能性が高まる南会津産和製アロマオイル。今後の展開が楽しみです。


「会津中街道ウォーク」~歴史の道で、会津の歴史と自然を体験! 

 63日、下郷町で歴史の道を歩くことで、会津の歴史と自然を体験する「会津中街道ウォーク」が開催されました。この街道は、江戸時代、会津と関東をつないだ街道で、下郷町松川から、大峠を越えて栃木県那須町板室温泉を経由して、氏家町まで続く街道です。日光大地震の影響で通行不能になった下野街道の代替街道として開かれ、参勤交代にも利用され、にぎわった街道です。

 下野街道が復興した後、次第に、使用されなくなり、廃道に近い状態でしたが、「会津こぼうし会」を中心に整備され、ウォーキングイベントが開催されるようになり、150年ぶりに歩くことが可能になった区間もありました。参加者は、武士が休み場にしていたといわれる兜岩や、元禄時代から旅人を見守ってきた観音様、樹齢数百年のナラの木など、さまざまな史跡や自然を体験し感動し、歩きました。

 

 街道沿いの町、下郷町と栃木県那須町は、会津中街道交流実行委員会を立ち上げ、歴史ロマンあふれる街道を通して地域おこしにつなげたいという思いをもって、交流が始まっています。今年度は、両町で協力したイベントも開催されます。今後の展開に注目です。


チャレンジデー スポーツで南会津町を元気に!

 5月31に日、全国一斉に町村同士で運動する参加率を競う、スポーツイベント「チャレンジデー」が実施されました。

 

 チャレンジデールールは、15分運動して、教育委員会で報告します。南会津町は、鹿児島県阿久根市とスポーツの参加率を競いました。対戦で敗北した自治体は、相手の自治体の運動の取り組みを称え一週間、相手の自治体の旗を掲げます。南会津町の実行委員会は町民が参加しやすいように、町内のスポーツ施設を利用して、体操教室、ニュースポーツ体験やナイトウォークなど、スポーツイベントを開催しました。 

 ひのきスポーツクラブでは、旧檜沢体育館でニュースポーツ体験や、檜沢地区を歩くナイトウォーキングを行いました。また、実行委員会は、当時の夜、田島体育館で、ファイナルチャレンジイベントを開催しました。仕事帰りやスポーツ少年団帰りの小学生、夕食後に参加した親子など、子どもから大人までたくさんの方が訪れ、ニュースポーツやウォーキングで体をうごかし、汗を流しました。

 結果は、阿久根市に、一歩及ばず(南会津町28.9%、阿久根市47%)、一週間、町役場に阿久根市の旗を掲げることになりました。しかし、南会津町は、チャレンジデーをとおして、運動する楽しさを知るきっかけになりました。また、普段運動をしない方も、15分は大変と感じながら、スポーツする楽しさを体感し、「継続的に運動したい」と話していました。チャレンジデーを通して、多くの方がスポーツを始めるきっかけになりそうです。ウォーキングイベントやマラソン大会など様々なスポーツイベントが開催される南会津町、これからスポーツを通して、町が元気になることを期待できるチャレンジデーでした。


地域のイベント 山焼き

 5月3日、荒海、藤生地区「はさみ山」で山焼きが行われました。地区民や消防団が頂上にあつまり、一斉に火をつけ、約85㏊の広大な山は麓まで燃えていきます。。

 

 地区から眺めるとはさみの形に見えるこの山では、江戸末期から害虫駆除や屋根のカヤ、家畜の草の育成などのために山焼きが行われてきました。山を焼いた灰は土の栄養分になります。最近では、この栄養と冬に降った雪の水分を利用して、観光わらび園として活用されています。

 

 ワラビ園は、5月27日に開園しました。入山日は、毎週水曜日と土日です。時間は、8時から正午まで。入場料は1500円(小学生以下無料)です。山菜の育ちは、天候に左右されるので、藤生(とうにゅう)生産組合にお問い合わせの上、お出かけください。組合長さんは、湯田幸夫さん(0241662624)です。


リバティ運行開始!

 4月21日、東武新型特急リバティ会津の運行が始まりました。リバティ会津は乗り換えなしで、浅草から会津田島までの約190㎞を最短で3時間9分で結ぶ特急です。一日に4往復運行します。

 

 一番列車は、南会津に宿泊する約50人のツアー客のほか、鉄道ファンや会津若松方面に向かう観光客が乗車し、満員でした。9時45分、1番列車が会津田島駅ホームに到着すると、町内の幼稚園児や町関係者が旗をふりお出迎えしました。

 

 駅前広場でも、昭和村を含む南会津の町村と関係団体による「地酒」「しんごろう」「つゆじ」などの郷土料理や名産品をお客様にふるまいました。さらに、駅前広場のステージでは、田島地区の幼稚園児による太鼓や東山温泉の芸妓の踊りで、お客様をもてなしました。また、南会津のツアーのお客様は鴫山城跡の見学やにしんの山椒漬け試食などを体験しました。

 地域住民や関係者は「たくさんの人にお出でいただき、南会津の自然を知ってほしい」「自分たちも出かけて交流したい」と話していました。案内役の町の案内人は「歴史に興味のある方が多かった。これからも歴史のつながりでも交流できるのでは」と話していました。

 

会津 福島県全体へ!期待

 リバティ会津の会津田島駅からの1番列車は10時43分に出発。出発前に東武鉄道株式会社の根津嘉澄社長は「26年ぶりの新型特急です。定期運行で会津へ乗り入れました。リバティをきっかけに、会津そして福島県全体の活性化に貢献できるよう努力したい」と挨拶しました。

 テープカットの後、会津田島駅の湯田守駅長さんと一日駅長の南郷保育所年長組の菅家優音くんの「出発!」の合図で会津田島駅から一番列車が出発しました

 

 リバティの運行には会津全体が期待を寄せています。会津若松のびゅうくらぶや東山温泉の芸妓さん、芦ノ牧温泉のおかみさんもパンフレットをわたすなど、お客様を出迎えていました。

 リバティの到着に合わせた会津若松方面へのリレー号も新設され、東京や日光・鬼怒川から会津地方への移動がより便利になり利便性が高まりました。駅舎内ではおいしいお弁当も販売。関東地方から観光しやすい環境がととのっています。たくさんの広がりへの期待がもてるリバティ運行です。


南山の桜と歴史めぐりウォーク

 423日、南山の桜と歴史めぐりウォークが開催されました。約800人の参加者でした。

 

 桜の開花はまだでしたが、参加者は、祇園祭の屋台や歴史ある永田三十三観音などをめぐり、田島の歴史や文化を味わいながら、ウォークを楽しみました。各地区休憩所では、アスパラやみそ汁などでお客様をもてなしました。


春1番目の花祭り 福寿草(こがね)まつり

 49日、第4回となる、中小屋こがね祭りが開催されました。中小屋地区では昔から福寿草を「こがね」と呼び親しんできました。

 

 中小屋地区の11世帯の21人全世帯総出で祭りの準備・運営をします。群生地内で倒れた木を片付たり、郷土食を準備したりと協力し合います。参加した地区民の中では最高齢の86歳の大桃三男さんも、旗をたてたり、雪を掘ったりと元気に作業していました。

 

 このお祭りに会津大学「福島の魅力を発見 世界に発信し隊」も毎年駆けつけ、中小屋の地域おこしに協力しています。

 

 朝から小雨が降る肌寒い祭り当日を迎えました。こがねは、太陽が出ないと開かず、雨に濡れながらしぼんでしまっていました。そんな中始まった祭りでしたが、会場には多くの人が駆け付け、地区民からは笑顔が。花は小さい集落に祭りをもたらしました。

祭りの翌週、地区は、こがねが満開になり、黄金色に!美しい姿を見せてくれました。


檜沢中学校閉校

 平成29年3月で閉校となり、4月より田島中学校と統合となる南会津町立檜沢中学校では、3月23日閉校式が行われました。

 平成28年度は、すべての行事が最後。生徒らは授業はもちろん、どの行事も精一杯取り組んできました。「第二の閉校式」と位置づけた文化祭で、生徒は丁寧にしらべた檜沢の歴史や自然、文化を調査し、わかりやすく楽しく発表し、伝えていました。閉会式での会場全員の校歌斉唱からは生徒や地域の皆さんの「故郷を愛する心」が伝わりました。

 約150人の地域住民や卒業生が駆けつけました。来賓には町関係者のほか、歴代の校長先生・地区の区長さん等が出席し、あたたかな閉校式となりました。生徒代表の星虎太朗さんは「ありがとう、檜沢中学校、そして、さようなら」の言葉で挨拶をしめくくりました。

 

新田島中 統合式

  新年度を迎え、いよいよ檜沢中学校と田島中学校が統合し、新田島中学校が始まりました。

 4月6日、田島中学校入学式を前に、檜沢中学校からの2,3年生と田島中在校生による、統合式が行われました。昨年度から、交流会を行うなど、統合に備えてきました。各学校の、学友会や生徒会の役員が紹介されたあと、田島中在校生が歌をプレゼントし、新田島中学校がスタートしました。


3月2日「特急リバティ会津」乗り入れ50日前イベント開催

 会津田島に東武新型特急「リバティ会津」の乗り入れまで50日前となるこの日、カウントダウンボードの除幕式が開催されました。除幕式には南会津町大宅町長、下郷町星町長、田島保育園児などが参加し除幕を行い、特急乗り入れに期待を寄せました。

3月5日リバティ田島駅に登場!

 除幕式から3日後の3月5日、東武新型特急リバティが、初めて田島駅に乗り入れし、見学会が開催されました。5日の正午すぎに特急リバティが登場。見学会では外観だけでなく、客車、トイレ、運転席などが公開されました。車両の天井は鬼怒川や墨田川がイメージされ、座席シートは江戸小紋をモチーフとした江戸紫色、日よけも和風で、和テイストがイメージされた客車でした。コンセントは、各座席に一つずつ取り付けられ、wifiも完備され、便利で快適な乗り心地となるように設計されています。訪れた子供たちから「かっこいい!」という声も上がりました。

 同じ5日、御蔵入交流館では、記念イベントが開催されました。南会津郡内の町村長、鉄道会社関係者、会津若松市長、その他県内外から来賓客がお祝いに駆けつけました。会場は、県内外から500名以上の方が来場し、新型特急の会津田島駅乗り入れへの期待を感じました。ステージでは南会津郡内の芸能である桧枝岐歌舞伎や郷人によるよさこいが披露され会津の魅力発信していました。

鉄道大好き芸人鈴川絢子さんが、特急リバティの魅力を紹介しました。

関係機関からは、特急リバティ魅力と共に、会津田島乗り入れによって開かれる福島・栃木・茨城の連携による未来像が説明され、会場は、さらなる期待感に包まれました。


湯西川温泉かまくらまつり

 隣町の日光市湯西川温泉でかまくらまつりが、1月28日から始まりました。今年で24回目の開催です。1月28日から3月5日の期間の開催です。期間中10万人の観光客が訪れます。冬季に降るたくさんの雪と湯西川の自然、そして、温泉を満喫していただき湯西川温泉郷の良さを味わってもらおうという思いから始まったイベントです。 

 温泉街にかまくらや趣向を凝らした雪だるま、雪のぼんぼりがたちならびイベントを楽しむことができます。メイン会場の平家の里では、かやぶき屋根の家屋にそって、数多くのかまくらがたちならび、かまくらバーベキューでは冬情緒を楽しめます(要予約:0288-98-0126<平家の里:10:00~16:00>)。夜は平家の里全体がライトアップされ、みごたえ十分です。

 沢口河川敷会場では夜間はろうそくでたくさんのミニかまくらがライトアップされ、ロマンチックで幻想的な輝きを繰り広げます。日本夜景遺産にも認定されました(木曜日のみお休みです)。


田島高校生による除雪ボランティア

 2月7日、田島高校生による除雪ボランティアが行われました。田島高校では、生徒が地域に貢献できることとして除雪ボランティアを実施し、雪かきの手伝いをしています。今年は、1月と2月の2回に分けて行われ、2月7日は、1年生57人と2年生24人が参加しました。

 このうち1年生の12人は田島地区高野の一人暮らしのお宅を訪問。この日は、気温も低く、風も強い悪天候の中でした。時折吹き付ける冷たい風が凍るように感じるときもある中での作業でした。おばあちゃんがタオルや毛糸のスカーフをだしてくれ、生徒たちは、それをかぶり作業をすすめていきました。元気な話し声とともに、雪かきを進めていき、雪はどんどん片付けられていきました。雪かきを頼んだおばあちゃんは、外が良く見えるようになったと喜んでいました。

 みんなで行う除雪作業。田島高校生たちは、楽しく役にたったことがうれしそうでした。


文京区・南会津・雪ふれあい交流事業

南会津町南郷地域から、文京区の小学校(駕籠町小学校・湯島小学校)へ雪を運び雪で遊ぶイベントが開催されました。 このイベントは、13年前、東京在住で南郷出身での方が「都会の子供たちに雪で楽しんでほしい」という思いからはじまりました。南会津町と文京区の小学校のPTAやおやじの会が協力し、続いています。

1日目の2月4日、文京区からスタッフや青少年が来訪し、12名の南会津高校の生徒や南郷地区の住民と一緒に、ホテル南郷駐車場前にある雪を4台のトラックに積みこんでいきました。雪の積み込み作業は大変な作業ですが、交流が深まっていくなかで、笑顔で楽しみながら作業するようになりました。Lサイズのポリ袋・約1200袋分、トラック4台分の雪を東京に送ることができました。そして、南会津地区のスタッフと南会津高校生、文京区からの参加者は、一緒のバスで東京都文京区へと向かいました。

 2月5日、南郷地区の雪が、文京区の駕籠町小学校と湯島小学校に到着しました。文京区のボランティア、南郷地区のスタッフと南会津高校生が、すべり台やかまくらづくりをしました。

 小学校の児童たちはみんな大喜びで、いつの間にか、雪遊びを楽しんでいました。準備する大人や高校生は子供たちの笑顔をみながら、いきいきと動いていました。

 文京区のボランティアの中には、子ども時代から社会人になるまで参加し続けている青年もいました。「南郷地域の食べ物や雪を味わえ、毎年楽しみにしている」と話していまいした。

 南会津町では文京区との交流をいっそう進めるために、交流を続けていきたいと考えています。


2017年の会津田島祇園祭の最初の行事・「御党屋御千度参り」(1月14日)

 「御党屋御千度参り」とは、祇園祭の無事を祈願し、祭りを受け持つ御党屋組が身を清める儀式です。昨年は、雪がない中での「御党屋御千度参り」でしたが、今年は、大雪の中でのお参りでした。党屋組たちは、田出宇賀神社・熊野神社両社への供物を詰めた重箱を風呂敷に包み、神社を目指しました。

 神社に到着すると、手水舎で口や手を清め、社頭に向かい2礼2拍手1拝の礼をし、「祭りがつつがなくすすむよう」祈ります。宮司さんの太鼓の音の合図まで、氷点下の中でお参り繰り返し行います。

 お参りの後は直会です。お神酒を大盃で順に回し飲み干す「大盃まわし」は、「オーンサンヤレカケロ」の掛け声で今年も盛り上がりました。

 準備は前日から行われていました。伝統の献立にそって料理をし、男性たちの着替えを手伝う女性たちは伝統を影で支えていました。